2009年10月14日水曜日

教育長人事 議会が告発した人を提案

教育長人事
議会が告発した人を提案


西川市長の責任が問われる
十四日、教育長の交代に伴う教育委員人事について、西川将人市長は、前・菅原功一市政のときに議会から偽証で告発された小池語朗氏を提案しました。日本共産党が反対しましたが、他の議員が賛成(久保、村岡両氏が退席)しました。
 日本共産党を代表して、のとや繁議員が反対討論に立ちました。
 のとや議員は、個人の善し悪しを議論する立場ではない、市長がどのような考え方や努力をもって提案に至ったかが問題であると述べ、旭川市の教育行政は不祥事続きであり、枚挙に暇がない。また、北都商高の統廃合、市民文化会館のアスベスト問題、学校開放スポーツ事業など、教育委員会への不信は募っている。そういう中で、市長は全議員の合意を得られる提案が求められていた。
 今回推薦された小池語朗氏は、菅原功一前市長とともに、議会から偽証告発された人物。議会意思は何ら変わっていない中で、このような提案にいたったのは、慎重さを欠く結果である。
 菅原・前市政からの決別を誓った西川市長が、何故、今になって菅原前市政の影を背にする必要があるのか疑問が残る。
 西川市長は、ハードルが高いことがわかっていながら、自らリーダーシップを発揮して議会との意思疎通をはかることもなく、強行突破だけをはかった。提案者としての西川市長の責任が全うされていない、多少の空白期間を生んででも、市長としての最善の努力をした後に、再提案すべきであった。

民主旭川新聞第717号2009.10.18